2008.9.10 UPDATE

「なにわ歴博」の愛称で知られ、大阪城の向かいにドーンとそびえ立つ巨大な建造物・大阪歴史博物館。前回も少しだけ告知をしていましたが、何と今回はplanet+1さま、コミュニティシネマ大阪さまのご協力のもと、その「なにわ歴博」にてサウンド・オン・フィルムをスケールアップさせての大公演!ホンマです。ホンマの本気でやります。
生演奏を担当するアーティストも、過去に出演いただいた方全員が快く出演を承諾してくださり、フルキャストで貴方をお出迎え!採算度外視の太っ腹企画ですので、皆様お誘い合わせのうえ是非ご来場ください。ゲージツの秋ですよ。

>>> 大阪歴史博物館
>>>コミュニティシネマ大阪(CCO)


:::::::::: Introduction ::::::::::

山奥の製材所の経営者・杉野には許嫁を残して家出した息子・浩一郎がいた。浩一郎はヴァイオリニストになることを夢見て東京に出ていたが音楽界を追われ、妻・娘を連れて故郷に戻ろうとする。しかし父は息子を許さず、浩一郎一家はクリスマスにも飢えることになり…。

初期の松竹に芸術を持ち込んだ小山内薫(おさない・かおる)が主宰した松竹キネマ研究所の第1回作品。日本映画(現代劇)の原点となった作品がこの『路上の霊魂』。

21年はまさに新しい日本映画が産まれた年でもある。
1916年(大正3年)大正デモクラシーを推進していた文学者たちが同時代の日本映画への批判をこめてあらたに「純映画運動」に集結。中心となったのは映画青年の帰山教正、作家・谷崎潤一郎、新劇作家の小山内薫と田中栄三らであった。その成果が1919年の『生の輝き』や20年の『アマチュア倶楽部』だが、ハリウッドからはグリフィスの『イントレランス』や既に人気のあったチャップリンらのモダンで斬新な作品の影響で日本映画も変革せざる得ない時代となっていた。こうして日本に初めて「女優」が誕生する。チャップリンのいたエッサネイ社で働いていたトーマス栗原やトーマス・インスのスタジオで俳優もしていた、ヘンリー小谷らのハリウッドから帰国した映画人たちがここに加わり、日本映画は大きく進化することになる。

『路上の霊魂』(1921年/大正10年)35ミリ、白黒、112分[18fps]
総指揮:小山内薫
監督:村田実
脚本:牛原虚彦
出演:小山内薫、沢村春子、久松三岐子、鈴木傳明、南光明、蔦見丈夫 ほか

「路上の霊魂」、主人公が劇中でバイオリンを弾いているシーンがある。しかも「白鳥の湖」を弾いている。なぜサイレントなのに「白鳥の湖」であるのか解るかと言うと、演奏シーンに、湖を優雅に泳ぐ白鳥の映像がオーバーラップするからだ!なんと!

まぁ、このシーンで白鳥の湖をそのまま演奏するのは芸がないし、無視するのもそれはそれで芸がないので、さて、どうするかは見てのお楽しみ、という奇策を弄するのも子供じみているので、まぁなにをするかと言えば、白鳥の湖にそれはまぁ見事なアレンジを施す予定なんですけどね。
以前サイレントの坂東妻三郎のチャンバラにロックなギターを合わせた事があって、それが凄く面白かったんですよ。そういう画と音楽を引き離して配置するというのも考えられますし。

今回は2時間という長編。そしてミュージシャンを5人も呼んでしまいました。クラシックから、アヴァンギャルドまでカバーできるメンバーで。だから、まぁ色々と出来るわけで。

:::::::::: information ::::::::::

SOUND ON FILM vol.10 大阪歴博特別上演「路上の霊魂」
日時:2008年10月19日(日)
開場:13:30
開演:14:00〜


場所:大阪歴史博物館4階講堂<詳細こちら>
大阪市中央区大手前4丁目1-32
TEL:06-6946-5728 (ゴーナニワ) FAX:06-6946-2662
●地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」9号出口前
●大阪市営バス「馬場町」バス停前 NHK大阪放送会館隣

料金: 前売券 2,300円 / 当日券 2,600円

※前売り券は、チケットぴあ、ファミリーマート、サークルK、サンクス(Pコード554-465)、シネ・ヌーヴォ他で好評発売中です。
※前売券は、整理番号付きチケットとなります。当日、整理番号順にご入場いただきます。
※前売券は8月30日(土)発売(一部31日から)。
※当日、満員の際は、ご入場できないこともありますので、できるだけ前売券をお求めください。
※館内では、指定された場所以外での飲食はご遠慮ください。

<<< お得な前売りチケットのお求めはこちらから!
音楽プロデューサー:渡邊崇 
ピアノ:古元美千子 / フルート:久保田裕美 / ヴァイオリン:膳ルミ子 / ギター・パーカッション:大和川レコード、クスミヒデオ
音楽プロデューサー:渡邊 崇 ( Watanabe Takashi )

1976年広島生まれの若手作曲家。現在、テレビで彼の手掛けた音楽を耳にしない日は無いと言って良い程数多くのCM音楽を手掛ける、ポストなにわのモーツァルト。national「エコキュート」、田中麗奈主演の「gold crest」、Benesse「こどもちゃれんじ」、POLA「ホワイティシモ」、キヤノン「Color imageRUNNER」、 SMAPの草なぎ剛出演の「アリエール」等々、誰もが必ず耳にした事がある楽曲を日々産み続けており、いまや日本のテレビ広告業界において欠かせない音楽家となっている。
2007年、ドイツのonpa)))))レーベルがその才能にいち早く着目、ソロCD「Slider」をリリース。音楽監督をつとめた最新映画『BABIN』(堀部圭亮:主演)が短編部門としては日本初、ロカルノ国際映画祭2008に正式ノミネートされ、みごと審査員特別賞、ヤングジュリー賞(観客賞)二冠達成の快挙を遂げる。
  ピアノ:古元 美千子 ( Furumoto Michiko )

4歳からピアノを始める。大学在学中には様々な楽器の伴奏や学生オーケストラとのピアノコンチェルト共演など、出演演奏会多数。今年、大阪音楽大学を卒業し、現在は小・中学校で非常勤講師として勤務する傍ら演奏活動にも励んでいる。
  フルート:久保田 裕美( Kubota Hiromi )

大阪音楽大学音楽学部器楽学科卒業。
フルートを待永望、大江攻志、遠藤剛史、榎田雅祥の各氏に師事。
あるるフルートアンサンブルにてアンサンブルを平岡洋子氏に師事。
フルートマスタークラスをギャスパー・オヨス、タデュー・コエロ、ハンスゲオルグ・シュマイザーの各氏に受講。
現在、神戸・大阪を中心にフリーの演奏者としてオーケストラ、室内楽、アンサンブル等の演奏活動を行っている。
  ヴァイオリン:膳 ルミ子 ( Kashiwade Rumiko )

京都出身。京都市立音楽高等学校卒業。京都市立芸術大学音楽学部卒業。
2002年京都市立芸術大学音楽学部創立50周年記念ドイツ公演を機に抜擢された、弦楽専攻生アンサンブル(京都室内オーケストラ)に参加。
ドイツにて「ヴァインガルテン若い芸術家による音楽週間」の音楽監督 W.Jahnの招集により、音楽祭のオープニングコンサート、フライブルク、バートシュッセンリート等における計5回の公演に出演。その後も京都バロックザールでのコンサート、ドイツ・フランス公演と、活動を続けている。2004年度バロックザール賞授賞。
現在ソロ、アンサンブルで演奏活動をしながら、草津チェンバーオーケストラ、龍谷大学交響楽団などの指導にあたる。
  ギター・パーカッション:大和川レコード ( Yamatogawa Record )

アーティスト、日常編集家:アサダワタルの個人屋号。
弾き語り、ビデオパフォーマンス、バンド(「越後屋」「SamuraiJazz」等)や映画、CM等でのドラム演奏、環境音編集、ローテク展示、オルタナティブなスペースやメディアの運営、トークショーの司会業等々、多岐にわたり超雑多に活動。08年、横浜BankART1929の公募企画「CafeLiveSeries2008」にて、最上位賞「BankART賞」受賞。
06年より、大阪市文化事業「築港ARC」のチーフディレクター。

ギター・パーカッション:クスミヒデオ ( Kusumi Hideo )

1972年生まれ。和歌山県出身。ギター、オリジナル弦楽器。弦楽器を中心とした多種の楽器と声で大阪を拠点に多くのライブイベントを騒がす硬派軟体音楽家。昨年のフジロックフェスティバルにも出演した「赤犬」や「this VOODOOBEE」「三つ子」「みにまむす」「コイトス」等のバンドに在籍する音楽家の顔と、映画や舞台に出演する役者の2つの顔を持つ異才。
未知の生物と超古代文明に興味を示す。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 次回Sound On FilmVol.11、現在企画進行中 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


>> top

>> about sound on film

>> place


過去に上演したコンテンツのご紹介。vol01〜vol04はワケあってデータ未補完です。
vol.01
「The Wrath of the Gods:火の海/神々の怒り」 1914/U.S.A./56min
  vol.02
「The Coward:哨兵 」 1915/U.S.A./52min
  vol.03
「La Passion de Jeanne d'Arc:裁かるるジャンヌ」 1929/French/97min
  vol.04
「Judith of Bethulia:アッシリアの遠征」 1913/U.S.A./60min/16mm
  vol.05
「cinematographe lumiere:シネマトグラフ・リュミエール」1895/france/20min
  vol.06
「La Chute de la maison Usher :アッシャー家の末裔」 1928/45min/18コマ
  vol.07
「The Man with Movie Camera:カメラを持った男」 1929/U.S.S.R/69min/16mm
  vol.08
「江戸怪賊伝・影法師」 1925/東亜マキノ等持院/53min/18コマ
  vol.09
「極北のナヌークNanook of the North」 1922/U.S.A./70min